ライトリーク(Light Leak)とは、カメラのレンズやフィルムに意図せず光が漏れ込んでしまう現象を指します。特にアナログフィルムカメラでは、カメラ内部に光が入り込み、赤やオレンジ、黄色などの幻想的な光の帯が写り込むことがあります。この現象を、デザインや写真加工のエフェクトとして再現することで、写真に懐かしさやノスタルジックな雰囲気を加えることができます。SNSでも人気のエフェクトで、定番の画像加工アプリにはテンプレートで入っていることも多いですよね!
そこで今回は、無料のライトリーク素材を使って、Photoshopで簡単に光が差し込んだような画像を作る方法を解説します。初心者でもすぐにできる手順なので、ぜひ試してみてください!

Photoshopで画像にライトリークを追加する方法
画像を用意する
それでは、ライトリークを加えたい画像を用意して、早速始めてみましょう。
今回はこちらの画像を使って解説していこうと思います。

素材を用意する
次に、ライトリーク効果に使える無料の光素材をダウンロードしましょう。
今回はVecteezyという無料素材サイトでダウンロードしたライトリークのテクスチャ素材を使います。


今回素材をダウンロードしたVecteezyにはライトリークなどのテクスチャー素材が豊富に揃っていますが、FREEPIKやUnsplush、Google検索などで「Light Leak image」や「sun flare」などのキーワードで検索すると、色々な表情の光が美しい画像がたくさん見つかります。ぜひ、お好みの素材を探してみてください。
下記の記事で紹介している無料画像素材サイトにも、おしゃれなテクスチャー素材がたくさんあるのでチェックしてみてください。おすすめです!
配置する
画像と素材が揃ったら、Photoshopで開き、画像の上に紙のテクスチャ素材を配置します。

描画モードを変更する
ライトリークのテクスチャ素材を選択した状態で、描画モードから「スクリーン」を選択します。

不透明度で光の漏れ感を調整します。
光の強さが気になったので不透明度を60%に設定しました。

画像にリアルな光の漏れ感が追加されました。

ライトリークの素材によっては、「覆い焼き(リニア)」や「ハードライト」など、別の描画モードに変更した方が美しく仕上がる場合もあります。仕上がりの違いを比べながら、さまざまな描画モードを試してみてください!
また、使用するライトリークの素材によって、仕上がりの印象が変わるので、さまざまな素材を試してみましょう。1枚だけではイメージ通りにならない場合は、素材を複数枚重ねることで理想の雰囲気に近づけることができます。
二枚重ねてみましたが、さらにフィルムっぽさが増しました!

光の種類を変えてみます。

オレンジの光と白い光では感じる温度が違うので、仕上がりの雰囲気も大きく変わりますね!

今回の記事のまとめ
今回は、Photoshopを使って光が差し込んだようなライトリーク効果を作る方法を紹介しました。無料のライトリーク素材を活用することで、手軽に画像の質感をあげることができますね!今後も様々な無料素材を用いてデザインの質感を上げるテクニックを紹介する予定ですのでお楽しみに!
