今回は、Photoshopで簡単にできる「鏡面反射」の作り方をご紹介します。
商品写真やパッケージデザインの提案資料などで、高級感やプロっぽさを出したいときに、このテクニックがとっても効果的なんです!
初心者の方にもすぐに試せる内容なので、ぜひこの機会にマスターしてみてくださいね。

鏡面反射とは?なぜ必要?







鏡面反射とは、反射素材の床を使って、商品を床に反射させて映り込ませる撮影テクニックのことです。
ECサイトや広告ビジュアルなどでよく見かけますよね。
このような鏡面反射の商品写真を、撮影スタジオで新たに撮影をしてもらうのは手間もコストもかかりますが、今回紹介する鏡面反射の後付けテクニックをマスターしてしまえば、切り抜きの商品写真一枚で、サッと鏡面反射を作ることが出来てしまいます!
これを取り入れることで、商品の透明感や立体感を与えることができたり、SNSやECサイトでパット目を引く「高見え」効果が期待できますね!
単調な切り抜き画像を使うよりコンバージョンも上がるので、是非取り入れることをおすすめします。
鏡面反射の作成方法
それではPNGなどの切り抜かれている状態の画像を用意して、早速はじめてみましょう。
今回はこちらの画像を使って解説していきます。

商品画像をPhotoshopで開く
まずは画像をPhotoshopで開きます。背景になる素材もあればレイヤーパネルに追加しましょう。ベタ塗りでも大丈夫です。

商品画像を複製&反転する
商品レイヤーを選択して、複製します。⌘+J(Ctrl+J)

複製したい画像をレイヤーパネル下部にある+のアイコンにドラッグ&ドロップして複製することもできます。
コピーしたレイヤーを下に移動して、上部メニューバーから「編集」→「変形」→「垂直方向に反転」で上下を逆にします。

反転した画像をshift+移動ツール(V)で2枚の画像の底が背中合わせになる位置までドラッグして移動します。
これで、下に映る反射部分のベースができました!

商品画像をマスクしてグラデーションを適用させる
反射部分の画像の位置が決まったら、続いて自然な反射に仕上げていきます。
グラデーションツールを選択し、描画色を黒、背景色を白に設定します。

次に、レイヤーパネル下部にある「レイヤーマスクを追加」ボタンをクリックして、反射部分の画像レイヤーにレイヤーマスクを追加します。

マスクを選択し、「グラデーションツール」(G)を選択した状態で、反射部分の画像の下から上にドラッグすることで、下から透明になるグラデーションをかけていきます。

最後に、レイヤーパネルの不透明度を30〜50%程度に下げて全体を整えます。

これで鏡面反射が完成しました。

よりリアルに見せたい場合は、「ぼかし(ガウス)」で少しだけブレを加えると自然に仕上がります
今回の記事のまとめ
Photoshopを使えば、たった数ステップで商品写真をワンランクアップさせることができます。
特に鏡面反射は、短時間で印象を大きく変えられるコスパの良い加工なので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
今後は、斜め上から撮影された商品写真に影を付ける方法や曲線の商品写真に影を付ける方法などを紹介していきたいと思いますので、是非お楽しみに!
