皆さんこんにちは!今回は、少し先を見据えて「2026年のカラートレンド」を大胆予測してみます。ウェブデザイン、グラフィック、ファッション、インテリア、あらゆるデザイン領域に影響を与える「次の主役カラー」を押さえておけば、クライアント提案でも一歩リードできること間違いなしです!トレンドカラー予測とあわせて、トレンドを取り入れる配色もわかりやすく紹介します!
2026年のトレンドカラーを早めに押さえておく理由
デザインのトレンドカラーは、実は1年〜2年前から予測公表されていて、ブランド/プロダクト/UI/印刷物などに採用されていきます。
例えば、2025年のカラーとして Pantone が「PANTONE 17-1230 Mocha Mousse(モカムース)」を発表したのは記憶に新しいところ。ブラウン系が各業界に波及しました。
2025年の秋冬も引き続き、ファッションやインテリア、ウェブデザインで温もりのあるブラウンが採用されていて、1年を通してトレンドが継続しています。
このような背景を知っておくと、クライアント提案の段階で「もうすぐ来る色」を先出しすることで「トレンドに敏感」な印象を与えることができますよね。
2026年のカラーを先取りすることはデザイナーとしての有利性になるので、しっかりキャッチしておきたいところです。
2026年トレンドカラーの予測まとめ
ここからが本題です。複数のトレンド機関・メディアの予測を元に、2026年にデザイン界(ウェブ/グラフィック/ファッション)で注目されそうな色を整理します。
キーカラー:トランスフォーマティブ・ティール
WGSN/Coloro といったトレンド予測機関では、2026年のキーカラーとして「ティール」(青+緑寄りの中間色)を取り上げています。

この色の持つ意味合いとして、技術と自然の融合、変化・再生・未来志向といったワードが上がっていて、ウェブ・UI・テック系プロダクトの雰囲気を感じます。ウェブデザインで言えば、アクセントカラーやボタン・アイコン・リンクで使うとモダンで今っぽさが出せそうですね。
ファッション業界でも、トランスフォーマティブ・ティールが話題です。

継続色:モカ系の深みのあるウォームブラウン


昨年のモカムースがファッションやインテリア業界と相性が良く、定着した流れを踏まえて、2026年でもブラウン系は完全に終わるわけではなく、むしろ「落ち着き・安心感・温もり」といった土台色として継続利用される見込みです。インテリア関連メディアでもブラウン系が引き続き2026年のトレンド予測として取り上げてられています。
トレンドを取り入れる配色ステップ
ここでは、「ティール&ブラウンを用いた配色を実際に試すステップ」を初心者さん向けに3ステップで紹介します。
ステップ 1:ベースカラーを決める

まずはデザインの背景に“ウォームブラウン系”を一色選びましょう。例えば #8B5E3C。温かみがあって、テキストやアイコンが乗っても安心感があります。
ステップ 2:アクセントカラーを選ぶ

次に“トランスフォーマティブ・ティール系”のカラーを一色選びます。例えば #007F8C。これをボタン・見出し・アイコン・アクセント線などに使います。ブラウンの落ち着きに対して、ティールが目を引きます。
ステップ 3:中間色・ニュートラルを挟む

配色にメリハリをつけるために、グレー/クリーム/淡ベージュなど中間のニュートラルカラーを加えましょう。例えば #F4F2EF(淡ベージュ)を背景の大部分に、ブラウンをセクション区切りに、ティールをポイントにという構成でもOKです。
今回の配色ステップで作ったビジュアルです。深みのある「ウォームブラウン」を土台にして、2026年注目の「ティール」を主役に組み合わせました。
この組み合わせは、自然な温かみとモダンな洗練さを両立できて、ウェブでもグラフィックでも今っぽさをすごく感じます!
初心者の方でもステップに沿って作るだけで、トレンド感のある配色が手軽に完成するのが嬉しいポイントです。是非試してみてください!

今回の記事のまとめ
2026年に向けて「変化を感じさせるティール × 安心感を与えるウォームブラウン」を組み合わせることで、デザインにトレンド感を与えることができます。
初心者の方にも、トレンドを取り入れる配色ステップを踏むことで、配色迷子にならずにトレンド色を自分のものにできると思います。
クライアント提案や自分のポートフォリオ制作にもぜひ活かしてみてくださいね。



