Illustratorで新規オブジェクトが最背面に配置されてしまうときの対処法

デザイン

Illustratorで作業中に「オブジェクトを作成したのに見あたらない!」「よく見たら新規オブジェクトがなぜか最背面に配置されている!」といった現象に慌てた経験はないでしょうか。この記事では、オブジェクトが背面に隠れてしまう原因と、その対処法を具体的に解説していきます。このようなトラブルは、よく使うショートカットキーの誤操作が原因であることがほとんどです。慌てず落ち着いて対処しましょう。

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オブジェクトが最背面に配置されてしまう原因

背面描画モードへの誤突入

ショートカットキーのSHIFT+Dを誤って押してしまうと、背面描画モードに切り替わります。このモードでは、選択したオブジェクトが常に他のオブジェクトの後ろに表示されるため、オブジェクトの上にオブジェクトを新規作成した場合は表示されません。

図のように、通常、新規オブジェクトや新規テキストを作成すると所属レイヤーの最前面に配置されます。

しかし背面描写モードになっていると、図のように、新規オブジェクトや新規テキストを作成すると所属レイヤーの最背面に配置されます。

パスだけが表示されていて、「あれ?」となってしまいますよね。

描写モードは左側ツールパネルで確認することができます。

レイヤーの配置ミス

オブジェクトが所属しているレイヤーが、他のレイヤーの下に配置されている可能性があります。レイヤーの表示順を変更するか、所属レイヤーを変更することで、オブジェクトの表示を調整できます。

対処法

背面描画モードを解除

SHIFT+Dキーをもう一度押すことで、通常の描画モードに戻り、新規オブジェクトは通常通り最前面に配置されます。
また、左側ツールパネルの下に3つ並んだ描写モードの「標準描写モード」をクリックすることでも背面描写モードを解除することができます。

今回の記事のまとめ

Illustratorでオブジェクトが後ろに隠れてしまうトラブルは、背面描画モードやレイヤーの設定などが原因で起こることが多いです。今回はその対処法について解説しました。私の場合は、コピーを繰り返すショートカットキーの「Command+D」の操作ミスから背面描写モードになってしまい、作業の手も止めたくないし、作成したオブジェクトは見当たらないしで、とても焦りました。このようなトラブルの原因と対処法をしっかりと理解することで、慌てずに作業することができますね!今回紹介したIllustratorの「描画モード」は知っていると便利な機能ですので、今後、改めて紹介していく予定です!お楽しみに!

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