ドット柄って一般的には可愛い系のイメージが強いかもしれないですが、ランディングページやサービスページなどで使い勝手が良い背景のひとつですよね。特に背景と同系色のドットパターンは主張の少ない控えめな柄で、セクションの切り替えにも使えてめちゃくちゃ優秀です。そこで今回は、グリッド状やレンガ上のドットパターンを初心者さんにも簡単に、そして爆速で作る方法をわかりやすく解説していきます。
正円を作る
ドットの基本は正円です。ツールバーから「楕円形ツール」を選択したら、Shiftキーを押しながらドラッグして正円を作成します。 好きな色に塗りつぶしておきましょう。
楕円形ツールを使うときには、Shiftキーを押さないと正円にならないので注意です。
パターン作成モードに切り替える
正円ができたら、パターンを作成していきます。正円を選択した状態で、上部メニューバーから「オブジェクト」→「パターン」→「作成」をクリックします。
アラートウインドウが開くのでOKをクリックします。
パターンオプションパネルが開き、ドットパターンがプレビューされるので、プレビューを確認しながらパターンを調整していきましょう。デフォルトではグリッド状にドットが並んでいます。
グリッド状パターンを作成する
「タイルの種類」を「グリッド」に設定した状態で、 「幅」と「高さ」を調整してドット同士の距離を整えます。 数字が小さいとドット同士の間隔が狭くなり、数字が大きいと間隔が広くなります。画像は、幅と高さを90pxにしました。
完了したらワークスペース上部の「完了」をクリックします。
スウォッチパネルに新しいパターンが追加されました！
オブジェクトにもパターンを問題なく適用できました。
レンガ状パターンを作成する
続いて、ドットが半分ずつずれて配置されたレンガ状のパターンを作成します。
パターンオプションパネルを開き、「タイルの種類」を「レンガ（横）」に変更します。
プレビューを確認しながら「幅」と「高さ」に任意の数値を入力して距離を整えます。画像は、幅と高さを100pxにしました。
プレビューを確認し、問題なければ「完了」をクリックします。
レンガ状に配置されたパターンもスウォッチパネルに追加されました！
オブジェクトに適用するとこんな感じになります。
おまけ：整って見えるレンガ状パターンの作成方法
レンガ状のパターンは、先程ご紹介した高さと幅を同じ比率にして作成するのが一般的ですが、より整った印象のパターンが作れるので、こちらも簡単に作成方法をご紹介します。
パターンオプションパネルを開き、「タイルの種類」を「レンガ（横）」に変更したら、高さを幅の半分に設定します。プレビューを確認し、問題なければ「完了」をクリックして完成です。
オブジェクトに適用させるとこんな感じで、先程のレンガ状のパターンと比べると、より整ってる印象になりますよね！
これは、高さと幅が同じ比率だと、上下の間隔がやや広く見え、全体がゆるく感じるため、横方向のずらし幅（レンガの段差）をちょうど半分にすることで、上下のドットがバランス良く並び、より整って見えるんです。
デザインは数字よりも、実際に見たときの心地よさを優先することが大切ですね。
この比率（高さ＝幅の半分）は、特に小さめのドットを規則的に並べたいときにおすすめです。
背景やラッピングペーパーのような、規則性のあるデザインにぴったりです。
今回の記事のまとめ
今回ご紹介したパターン機能を応用すれば、ハートや星柄などのパターンも簡単に作れるので、ぜひいろいろ試して、オリジナルのパターンに挑戦してみてください。
次回は、グリッド状やチェック柄のパターンを手早く作る方法や、作ったパターンを斜めにアレンジするテクニックをご紹介します。背景の表情を変えたいときに使える万能テクなので、ぜひ楽しみにしていてください。
