初心者でも簡単!Illustratorで文字にグラデーションをかける超カンタンなテクニック2選

デザイン

デザインにパッとトレンド感を加えたいときに便利なのがグラデーションです。
そんなグラデーションを文字やロゴに適用することで、デザインが更に印象深く際立ちますよね!
本記事では、Illustrator初心者でも簡単にグラデーション文字を作る2つの方法をご紹介します。
それぞれの特徴やメリット・デメリットも解説するので、用途に合わせて使い分けてみてくださいね。

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文字をアウトライン化してグラデーションを適用する方法

まずご紹介するのは、文字をアウトライン化してからグラデーションを適用する方法です。

1. テキストをアウトライン化する

グラデーションを適用させるテキストを選択した状態で右クリック → 「アウトラインを作成」(ショートカット:⌘(Command)+⇧(Shift)+ O)を選択して、テキストをアウトライン化します。(※メニューの場合は「書式」→「アウトラインを作成」)

2. グラデーションを適用する

文字がアウトライン化されたら、左側ツールパネル内のグラデーションからグラデーションパネルを表示します。

好きな配色を設定します。

文字にグラデーションが適用されて完成です。

ただ、このままだと、一文字一文字バラバラにグラデーションがかかってしまっていて、あまり良くありませんね。
その対処法として、文字ごとではなく文字列全体にグラデーションをかける設定方法を解説します。

3. 複合パスにする

アウトライン化された文字列やロゴタイプの文字列全体にグラデーションをかけたいときは、「複合パス」がおすすめです。

一文字一文字にバラバラにグラデーションがかかってしまった文字列を選択した状態で、上部メニューから「オブジェクト」→「複合パス」→「作成」を選択します。(ショートカット:⌘8 / Ctrl+8)

文字を複合パスにすると、一旦塗りと線が外れるので、改めてグラデーションを適用させましょう。

無事、文字列全体にグラデーションがかかりました!

順番は、アウトライン化した文字に「複合パス」を作成してからグラデーションをかける、でも大丈夫です!

アウトライン化してグラデーションを適用するメリットとデメリット

メリット

  • 文字列全体に一体化したグラデーションを簡単にかけられる
  • オブジェクトとして扱える
  • スマートオブジェクトやシェイプ変形との連携にも強い

デメリット

  • テキストとして編集できなくなる

一度複合パスにすると、個別の文字には戻せなくなるので、テキストの段階で複製を残しておくのがおすすめです。

アピアランスを使って文字にグラデーションを適用する方法

次にご紹介するのは、アピアランスパネルを使って、文字を編集可能なままグラデーションを適用する方法です。

1. テキストを入力する

「文字ツール(T)」でテキストを入力します。

2. アピアランスパネルで設定する

「ウィンドウ」→「アピアランス」でアピアランスパネルを表示します。

パネル内で「新規塗り」を追加します。

追加した塗りに、グラデーションパネルから好みのグラデーションを適用します。

これで文字にグラデーションをかけることができました!

アピアランスパネルでグラデーションを適用するメリットとデメリット

メリット

  • 文字をアウトライン化しないので、後から文字を編集できる
  • 元の文字情報を保持したまま、見た目だけに装飾を加えられる

デメリット

  • アピアランスパネルで設定するため調整がやや複雑
  • 他のソフトや環境では正しく表示されないことがある

バナーやテキスト差し替えの多いデザインなど、あとで文字を修正する可能性がある場合、この方法が便利です。

グラデ配色に迷ったら

グラデーションに使う配色に迷ったときは、プロも使っている以下の無料ツールがおすすめです!

以下の記事でも、無料で使いやすいグラデーション配色サイトを厳選して紹介しているので、参考にしてみてください!

配色のアイデアをもらって、バランスの良いグラデーション文字を作成してみてくださいね!

今回の記事のまとめ

Illustratorで文字にグラデーションをかける方法は、
「アウトライン化して適用する方法」と「アピアランスを使う方法」の2種類があります。

アウトライン化する方法は、見た目の自由度が高く、装飾や最終仕上げに最適。ただし、文字の編集ができなくなるため、修正が少ない場面に向いています。

アピアランスを使う方法は、文字を編集可能なままグラデーションをかけられるため、修正が多い場面や柔軟なデザインが必要な場合に便利です。

デザインの目的や工程に合わせて、最適な方法を選んで使い分けることが、プロの仕上がりにつながります。
ぜひ今回の内容を参考に、グラデーション表現の幅を広げてみてくださいね!

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