今回は、Illustratorのパスの「旋回」機能を使って、ロゴやSNS背景に使えるオシャレなフローラルデザインの作り方をご紹介します。この「旋回」を使うと今風のフローラルアートがサクッと作れちゃうんです。
手順はとってもシンプルなので、初心者さんでも簡単です!さっそく一緒に作ってみましょう!

簡単ステップでフローラルデザインを作成する
ベースのパーツを作成
まずはベースのパーツとなる花びらを作成していきましょう。
ツールバーから楕円形ツール(L)を選び、縦長の円をひとつ描きます。

次に、描いた楕円を選択し、ツールバーからアンカーポイントツール(Shift + C)を選び、楕円の下端のアンカーポイントをクリックします。

クリックした箇所の曲線のセグメントが直線のセグメントに変わりました。

アンカーポイントツールとは
アンカーポイントを後からカーブにしたり、角にしたりすることができるツールです。
今回はアンカーポイントツールでアンカーポイントをクリックすることで、「ハンドルのあるポイント」を「ハンドルのないポイント」にしました。

ベースとなる花びらはこのままでも良いですが、整えるともっと良くなるので、ひと手間かけて花びらを整えていきましょう。
楕円を選択し、ダイレクト選択ツール(A)を選び、楕円の両端のアンカーポイントを選択します。
そのままShiftキーを押しながら少しだけ上にドラッグすると、上に重心がある自然な花びらになります。

回転ツールで花のかたちを作成
いよいよここがポイント!花びらを中心からくるっと回転コピーして、花の形に仕上げていきます。
まず、作った花びらを選択した状態で、回転ツール(R)を選び、Alt(Option)キーを押しながら、先程アンカーポイントツールで直線にした花びらの下端のアンカーポイントをクリックします。

クリックした箇所が「回転の中心点」になります。
下端のアンカーポイントを、Alt(Option)キーを押しながらクリックすると「回転」ダイアログが出てくるので、角度を「45」に設定し、「コピー」をクリックします。

そのままCtrl(⌘)+Dを繰り返して、ぐるっと花の形にします!

回転ツールで応用!
回転ツールを使って、おしゃれなサンバーストも作れます!詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください!
パスの「旋回」でお洒落に変身
ここからパスの「旋回」を使って、普通の花のモチーフを一気に垢抜けさせていきましょう。
花びら全体を選択した状態で、上部メニューから[効果] → [パスの変形] → [旋回] を選択します。

「旋回」のダイアログが開くので、角度を「45」に設定しOKをクリックします。

ゆらりと揺らぐようなおしゃれなフローラルデザインの完成です!

今回の記事のまとめ
Illustratorの「旋回」ツール、存在は知っていても使っていないという人が多いと思います。
でもパッと作った簡単な図形でも、この旋回を加えることで抜け感や今っぽさが出せるのでおすすめです!
ロゴや背景デザイン、名刺やパッケージデザインにもぴったりだと思います。是非あなたのデザインに取り入れてみてくださいね!
